この日行われたのは、ファッションショーのモデルオーディションです。
まず、午前10時からファッションショーを裏側で支える人たちでオリエンテーションを行いました。
リモートでしたがデザイナーのコシノヒロコ先生もオリエンテーションに参加してくださり、意見や「こうしたらいい」などのアドバイスもお話ししてくださったので、とても良かったです。
オリエンテーションが終わると、みんなで担当の部門に分かれ、先生のお話を聞きました。
私もお話が終わった後、ヘアメイクとスチールカメラの部門をのぞいてみたところ、参加者の皆さんが熱心に先生のお話を聞いていて、熱量を感じて「すごく、いいね!」と思いました。
午後1時30分からはモデルオーディションの開始です。
1グループ目〜2グループ目の参加者は小学校の低学年のようでした。キャットウォーク*をしている子が多数いて、インタビューをしてみたところ「楽しかった」「ノリノリでできた」「少し疲れた」「ちょっと緊張した」など色々な意見があり、聞いていて楽しかったです。
*キャットウォーク:モデルウォーキングのひとつ。
また、今回モデルではなく、裏側で支えて頑張る人たちに、なぜその部門を選んだのかを聞いてみました。
まずは、演出部門の方です。そうするとこんな答えが返ってきました。「洋服が好き、バレエをやっていて前に立つことも好きで、ずっと前にいたから今度は裏で支えたい」とのことでした。
「へえ、そうなんだ、なるほど!」と思いました。
次にヘアメイク部門の方にも聞いてみました。そうすると、個性豊かな夢を持つ答えが返ってきました。「美容師になりたい、自分の想像したことを自分で表して、人の心に残るようなことしたかった。自分が好きだったから」と返ってきて、「こんな夢を持つのは素敵だな」と思い、尊敬しました。
最後にはモデルオーディションの審査員である小篠ゆま先生に、どんな子が合格しやすいのか尋ねてみました。そうすると「みんな一生懸命にやっているのがわかるし、みんな可愛い。みんないいけれども、やっぱり立った時にキラキラしている子がいる。約80人の中からキラキラしている子を発掘することは楽しい」とおっしゃっていました。
この日1日を通して、ファッションショーに携わるみんなが「希望、楽しさ、緊張」を持ちながらやっていることがよくわかり、私も頑張ろうという気持ちになりました。